経理財務コンサルティング

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1. IFRS対応支援サービス

マカロニアンドマネジメントは、IFRS(国際財務報告基準)関連サービスにおいて、IFRSプロジェクト経験者、コンバージェンス経験者によるチーム編成で最適なサービスの提供を行っています。
IFRS適用にあたっては現場の負荷の増大が懸念されますが、私どもは会計のプロフェッショナルとして、現行の会計方針との相違と影響を受ける業務フローを慎重に見極め、最善・最短の道のりでプロジェクトを推進します。
具体的なプロジェクトの進め方からプロジェクト課題の検討、会計上の論点の洗出し、会計方針の策定、 監査法人との協議、決算マニュアルの整備等プロジェクト全体を通じて、専任のコンサルタントが全面的にサポートいたします。

IFRSプロジェクトスケジュール

概要 プロジェクト期間(目安)
フェーズ 1 : 予備調査
・検討すべき勘定科目及び業務範囲を決定します。
・本邦会計基準との相違(ギャップ)を把握します。
6ヶ月
フェーズ 2 : 詳細分析
・詳細な影響分析を実施します。
・IFRSを適用するために必要なデータの洗い出し/要件の特定を行います。
・グループで適用する会計方針、会計手続き及び処理の方法を決定します。
6ヶ月
フェーズ 3 : 導入準備
・グループアカウンティングポリシーの作成
・関連部署/子会社への方針展開
・管理会計との調整
・システム/業務プロセスの変更
12ヶ月
フェーズ 4 : 適用
・期首残高作成
・比較年度財務諸表
・財務諸表・注記作成
6ヶ月

会計方針策定
IFRS適用に伴う影響分析を概算ベースで実施し、プロジェクト全体を通じての基本方針、体制、対象範囲と課題の洗い出しを行い、詳細スケジュールを策定します。この際、財務会計への影響だけでなくクライアントのビジネスや経営上の課題との関連性も検討する必要があります。

予備調査
IFRS適用にあたっての具体的なグループ会計方針を決定します。実現可能性を勘案しながら、企業の経済的取引実態を反映した会計処理および開示を決定します。

連結決算体制整備
グループ会計方針に基づいて、連結グループ全体で統一された会計方針を効率的に運用していくためには、勘定科目の統一、連結パッケージの見直し、決算チェックリストの整備、決算期の統一や決算プロセスの変更等を検討し、適宜適用していくことが求められます。

決算マニュアル作成
グループ標準となるグループ決算マニュアルを作成します。企業は、会計基準・法制度への準拠性説明、実施している会計処理や開示についての考え方を記載したマニュアルの整備と運用が求められますが、特にIFRSの適用にあたっては、原理原則に照らし個々の企業の経済的実態に最も合った会計処理や開示のためのマニュアル整備が必要不可欠となります。

IFRS財務諸表作成
はじめに財政状態計算書における期首残高の作成を行います。その後、比較年度財務諸表、財務諸表及び注記を作成します。本邦基準での決算開示を継続しつつIFRS財務諸表を作成していく体制の整備と専門性の蓄積をどう実現していくかが鍵となります。

2. 連結決算業務⽀援サービス

連結決算では、個別に作成される親会社及び⼦会社の財務諸表を合算し、親会社と⼦会社の資本⾦を消去、棚卸資産等に含まれる未実現利益の消去、グループ間の債権債務や取引⾼の消去等を⾏い、連結財務諸表を作成します。
連結決算業務には、連結対象範囲の決定、連結決算⽅針の策定、期ズレ&18号適⽤⼦会社(JGAAPのみ)対応、⼦会社決算説明会、連結パッケージ準備、連結パッケージ回収、外貨換算、単体合算財務諸表作成、資本連結、内部取引消去、未実現損益消去、税効果会計適⽤、連結財務諸表作成、連結キャッシュフロー作成が含まれます。JGAAP及びIFRS連結決算会計基準は今後⼤きく変更される可能性は低いものの、企業活動がダイナミックに変化していくと、その都度、連結決算への影響を考慮しなければなりません。
連結決算の業務遂⾏、海外⼦会社とのコミュニケーション、監査対応等様々な場⾯で弊社の経験豊富な公認会計⼠が貴社の課題解決のご⽀援を⾏います。

3. 新規株式公開(IPO)支援サービス

弊社では、IPOは企業の収益力を強化し、次ステージに向かうための準備手段であると考えています。
IPOを進めていく段階では、経験豊富なプロフェッショナルが、上場申請書類(Iの部、IIの部)の作成支援から資本政策、事業計画等の様々な意思決定時に必要な助言や実務に至るあらゆる段階で支援致します。貴社の人的リソース不足の際は、弊社スタッフが常駐し、知識・ノウハウを供与します。

弊社のサービスの特長は以下のとおりです。
企業の成長を踏まえた戦略策定及び体制構築
・経営者の皆様と共に、IPOを通じて持続して成長していく将来像を描くことを重視します。
・上場企業の経理・財務・経営企画等の各部門の現場における実務経験の豊富なスタッフが、上場後の運用を意識しながら望ましい運用体制を構築します。

企業規模・準備段階に応じた支援
・上場を目指すお客様の段階に応じて柔軟な関与体系(アドバイザリー型・常駐型(プロジェクト型))で支援することが可能です。

弊社の経験・ノウハウとネットワーク
・ 監査対応、証券会社の引受審査、取引所審査、上場申請などあらゆる場面での業務遂行を支援します。

新規株式公開(IPO)支援サービス・アプローチ

4. 内部統制構築・評価支援サービス

マカロニアンドマネジメントは、内部統制の構築・評価業務に係る計画の立案から結果の報告に至るまで幅広くサポートしています。以下は評価支援業務の概要になります。

支援項目 支援の概要
1.年間計画の策定に関する相談・助言 SOX評価業務の円滑な遂行のための計画策定をサポートします
(支援内容例)
・評価方針の策定やリソース配分
・各地域拠点及びグループ子会社との評価手続きの均質化を図るための手続指示書の策定
2.キー・コントロール特定作業支援 評価対象会社において、評価すべき内部統制の特定をサポートします
(支援内容例)
・スコーピング結果のレビュー、マッピングシートの更新
・外部監査人が特定したキー・コントロールとのすり合わせ
3.評価作業支援 評価対象会社において、キー・コントロールの設計評価及び運用評価をサポートします
(支援内容例)
・被評価部署に対するウォークスルーの実施、運用テストの実施
・評価調書の作成、報告
4.全体サポート SOX評価は広範であるため、国内グループ子会社・海外拠点からの問い合わせや
突発的事象に対する対処が数多く発生します。
また、外部監査人や被評価部署、取締役会/監査委員会等、SOX評価に関わる
関係者も多くいます。円滑なコミュニケーション、業務遂行のためのサポートも行います。

弊社が考えるSOX評価業務の課題と対応策

内部統制評価の特徴 課題 対応策
会社の主要なビジネスプロセスを網羅的に評価対象としており、評価対象は多地域・複数ビジネスに跨る ・評価にかかる時間の削減シェアード・サービス・センターに移管している業務の取り扱い
・グローバル・コントロールの評価方法
・SOX評価において得た情報の共有
・リスク・アプローチを推進し、リスクに応じた評価の実施
・グローバルでの評価手続きの統一
・SOX文書及び評価結果の他チームへの共有
法令に基づく評価であり、評価範囲や評価方法の考え方が他の業務監査と異なる ・SOX評価の位置づけの関係者への理解
・業務監査との作業の重複
・外部監査人との作業の重複
・関係者へのSOXの理解の促進
・業務監査チームとのコミュニケーションの強化
・外部監査人との連携強化

法令の要求水準を効率的に達成するだけではなく、内部統制の構築・評価作業を通じて得た情報を関係者にフィードバックすることで、他業務の効果性・効率性向上にも寄与することを目的とします。